2戦連続KOの田中将大に米紙辛辣、最近4戦防御率10.50は「イガワのよう」

最近4戦は10被弾を含む被安打34、防御率は2桁で「ヤンキース最大の悪夢」

 ヤンキース田中将大投手が20日(日本時間21日)、敵地レイズ戦で3回0/3を投げて3被弾を含む9安打3四球4奪三振6失点(自責6)で3敗目(5勝)を喫した。前回アストロズ戦の2回途中8失点に続くKO降板に、辛口で知られる地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版は「このマサヒロ・タナカ・パニックは本物、ヤンキース大敗」のタイトルで速報を伝えた。

 試合前まで最近9試合で6敗を喫していたヤンキース。独走していた地区首位も陥落間近とあり、記事では「エースの冠が消えたピッチャーは何としても堅実な投球を披露しなければならなかった」としているが、田中はディッカーソンに先頭打者弾を含む2本塁打を浴びるなど3被弾をし、4回に1死も奪えずマウンドを下りた。

 記事では、田中の最近4試合の成績を紹介。2勝2敗と勝敗こそ五分だが、18イニングを投げて34安打(10本塁打)を許し、この間の防御率10.50は「イガワのようだ」と、2007年から5年在籍しながら2勝4敗、防御率6.66に終わった井川慶投手になぞらえた。「もちろん、田中はイガワではない」としながらも、エースとして期待されながらも、試合を作れない右腕を「ヤンキース最大の悪夢」と表現。4月27日にレッドソックス戦で完封勝利して以降は「ボロボロだ」と表現した。

 2戦連続でKO降板となった田中は、今後どうやって信頼を取り返すのか。次回先発について球団がどんな判断を下すのかも合わせ、しばらく動向から目が離せなそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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