田中将大とコンビで今季防御率12.57も…ヤ軍正捕手「僕は彼を信じている」

昨季は防御率1.94と好相性も今季は5戦で10被弾

 20日(日本時間21日)敵地レイズ戦で4回持たずに3被弾6失点で降板したヤンキース田中将大投手。今季3敗目(5勝)を喫した右腕は、14日(同15日)アストロズ戦に続く炎上登板となってしまった。本来の投球ができないもどかしさが、時折マウンド上での仕草にも現れているが、そんな田中に「僕は彼を信じている」とエールを送るのが、正捕手サンチェスだ。

 昨季頭角を現したドミニカ共和国出身の24歳捕手は、田中と見せるコンビネーションの良さでも知られている。実際、昨季は7試合でコンビを組み、防御率1.94という相性の良さを見せていた。だが、今季は5試合でコンビを組んで防御率12.57、被本塁打数は10に上り、1イニングあたりの与四球数と被安打数の平均を表すWHIPは2.64と高い。一方、サンチェスが腕を負傷して戦列を離れている間に組んだ控え捕手ロマインとは、4試合で組んで防御率2.51、WHIPは0.91と好相性だった。

 試合後、昨季からの変化について質問されたサンチェスは、田中について「去年との差は、速球の制球とスプリットの出来にある」と分析。一方で「でも、長いシーズン、まだ試合はたくさん残っている。僕は彼を信じている。この状況を克服して、最後にはしっかりいい成績を残してくれるはずだ」とエールを送った。

 女房役のエールに応えるためにも、そして再び名コンビと言われるためにも、田中は1日も早く本来の投球を取り戻したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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