田中将大はメジャー移籍後最も深刻なスランプ中?…指揮官「間違いない」

ジラルディ監督「すべきことは心配じゃない。修正を重ねるだけ」

 2戦連続で3被弾以上&6失点以上という炎上劇を演じてしまったヤンキース田中将大投手。防御率は6.56まで跳ね上がるなど絶不調に陥ってしまった。名門球団のエースとして、1日も早い復調が待たれるところだが、22日(日本時間23日)本拠地でのロイヤルズ戦前に会見に応じたジラルディ監督は、地元記者に「田中にとって今まで最も深刻なスランプか?」と問われると「ああ、間違いない」と断言した。

 4月27日レッドソックス戦で完封勝利を収めて以降、5月に入ってからの4戦は思うような投球が披露できていない右腕。14日(同15日)アストロズ戦で2回持たず8失点と炎上すると、20日(同21日)レイズ戦では4回途中6失点で降板に追い込まれた。

 制球の良さと修正能力の高さが持ち味の田中だが、その姿は影を潜めたまま。安定感に欠ける登板が続く右腕について、ジラルディ監督は「身体に問題はない」と話し、「彼はただスランプに陥っているだけ。我々がすべきことは心配することじゃない。元の姿に戻れるよう修正を重ねるだけだ」と強調した。

 地元記者から「田中にとって今まで最も深刻なスランプか?」と問われると「ああ、間違いない」と即答。続いて「だからこそ、修正しようと努力している。この世の終わる心配をしている訳じゃない。どうやって修正できるか、どうやって元の状態に戻すことができるかを考えるのが仕事」と、チームとして田中の復調に全力を挙げていると話した。

 次回登板は25日(同26日)本拠地でのロイヤルズ戦の予定。ここでは田中らしい投球で白星を勝ち取り、心配の声を一掃したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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