メッツ21億円減俸“不良債権”男はOP戦間に合わず 指揮官は我慢「良く頑張っている」

スプリングトレーニングに参加しているメッツのヨエニス・セスペデス【写真:Getty Images】
スプリングトレーニングに参加しているメッツのヨエニス・セスペデス【写真:Getty Images】

ライブBPでの打撃、外野での走塁など限られた練習をこなす

 昨年5月に牧場の穴にはまって右足首を骨折し、シーズンを棒に振ったメッツのヨエニス・セスペデス外野手。4年契約最終年となる今季は並々ならぬ覚悟でキャンプを過ごしているが、オープン戦には間に合わなかったようだ。MLB公式サイトが伝えている。

 セスペデスは2018年7月20日を最後に、度重なる怪我で試合に出場しておらず、昨季は1試合も出場せずに年俸2950万ドル(約31億8800万円)を得て、“不良債権”と痛烈な批判を浴びた。今季は21億円ダウンとなる1000万ドル(約11億円)、故障者リスト(IL)入りすれば、約80%ダウンの年俸600万ドル(約6億6000万円)に減額となる契約に見直しとなり、まさに崖っぷちのシーズンとなる。

 MLB公式サイトは「改善してきてはいるが、スプリングトレーニングでのオープン戦には間に合わなかった」とセスペデスの現状を紹介。ライブBPの打撃、外野での走塁など限られた練習をこなしているようだが、ロハス監督は「75%から80%くらいをこなしている。これは大きなニュースだよ。彼の復帰がいつになるかはまだ分からない。我々のパフォーマンススタッフと共にやっている。彼は良く頑張っているよ」と評価している。

 今キャンプでは主に打撃練習に力を注いでいるようで指揮官も「彼にとってはとても重要な1週間だった。前進している。確かに横への動きやカバーできる範囲は限られているけどフィールドに出て動いて、ボールを取ったり、投げたりしている」と語り、復帰に向け少しずつ状態を上げているようだ。

 実戦復帰の時期は未定となっているセスペデス。今季はメディアに向け完全シャットアウトを宣言しているが、ファンたちを納得させるシーズンを過ごせるのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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