3失点デビューの山口俊を地元局酷評 「日本最高の投手の1人に見えなかった」

オープン戦に初登板したブルージェイズ・山口俊【写真:Getty Images】ブルージェイズ・山口俊【写真:Getty Images】
オープン戦に初登板したブルージェイズ・山口俊【写真:Getty Images】ブルージェイズ・山口俊【写真:Getty Images】

モントーヨ監督は“擁護”「適応しているんだ。良くなるよ」

■ブルージェイズ 4-3 ブレーブス(オープン戦・日本時間25日・ダニーデン)

 ブルージェイズの山口俊投手が24日(日本時間25日)、本拠地でのブレーブスとのオープン戦でメジャー初登板。先発するも2/3イニングで3安打3失点1四球のホロ苦スタートとなった。地元スポーツ局「スポーツネット・カナダ」は、チャーリー・モントーヨ監督の今後への期待のコメントを伝えた上で、順応の厳しさを報じている。

 山口は昨季巨人で15勝(4敗)をマークして最多勝を獲得。最多奪三振(188奪三振)、最高勝率(.789)とリーグ3冠の活躍だった。しかし、同局はこの日の投球を酷評。「ヤマグチは月曜日のブルージェイズデビューで、日本最高の投手の1人のようには見えなかった」と断じた。

 この日の山口は変化球がうまく変化せず、直球の制球も定まらなかった。記事によると、モントーヨ監督はこれを認めた上で「適応しているんだ。良くなるよ」と今後への期待を口にしている。しかし、一方で記事は「メジャーは開幕までの準備期間が短く、適応にさほど多くの時間をかけることはできない」とも指摘している。

 この状態のままでは先発ローテーション入りは厳しくなってくるが、山口は横浜(現DeNA)時代に救援の経験もあり、ブルペンでの役割も受け入れると以前に語っていたという。しかし先発を望むのであれば、「直球の制球、カーブを磨き、アウトを取らなければならない。月曜日に彼はそのどれもできていなかった」と厳しい現実を突きつけた。

 さらに記事はこう続けている。

「最も重要なことは、ブルージェイズが北米での投球と生活への適応についてヤマグチを支援し続けることである」

 自身のインスタグラムでは自ら料理を作る姿を見せるなど、慣れないアメリカ生活に適応していく姿を見せている山口。本来のピッチングでローテ入りを勝ち取れるだろうか。

(Full-Count編集部)

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