米国民的人気アニメキャラが野球殿堂入り 通算580盗塁スミスも同席

「ザ・シンプソンズ」主人公ホーマー・シンプソンが着ぐるみで式典登場

 ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムス、サイ・ヤング…。野球の歴史を彩ってきた伝説の選手たちが名を連ねる米野球殿堂に、なんとアニメのキャラとエピソードが加わった。26日(日本時間27日)、日本でも同じアニメ「ザ・シンプソンズ」の主人公ホーマー・シンプソンが、殿堂のあるニューヨーク州クーパーズタウンで式典に参加した。MLB公式サイトが伝えている。

 ブラックジョークや社会風刺が炸裂する国民的アニメには、国内外の著名人がゲスト出演することでも知られる。今回ホーマーと共に殿堂入りしたのは、メジャーを代表する名選手たちが多数声の出演をした「ホーマーの打席(Homer at the Bat)」というエピソード。1992年2月20日にオンエアされたエピソードには、ケン・グリフィーJr、ウェイド・ボッグス、オジー・スミス、ドン・マッティングリー、ロジャー・クレメンス、ダリル・ストロベリー、ホセ・カンセコ、スティーブ・サックスらが“出演”し、野球ファンの間では「伝説のエピソード」として語り継がれている。

 初放送から25周年を記念して、晴れて殿堂入りが叶ったホーマー・シンプソンは、通算580盗塁のスミス、通算3010安打のボッグス、1982年新人王サックスを伴って式典に参加し、特別な1日を楽しんだそうだ。

 米野球殿堂も公式ツイッターで報告。「ホーマー・シンプソン、“不朽”の世界へようこそ」のメッセージと共に、殿堂に掲げられる記念額の写真を掲載した。

 日本人メジャーリーガーでは、2003年3月16日のエピソードで、当時エクスポズに在籍していた大家友和投手の名前が登場している。

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