菊池雄星、最速154キロで3回5K無安打零封の快投 指揮官称賛「素晴らしかった」
菊池は2四球を与えたのみ、地元紙は「プレーヤー・オブ・ザ・ゲーム」に選定した
■パドレス 3-0 マリナーズ(オープン戦・日本時間6日・ピオリア)
マリナーズ菊池雄星投手が5日(日本時間6日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレス戦に先発し、3回無安打2四球5奪三振無失点と好投した。
1回は2四球を与えるも2つの三振を奪って無失点に。2回は2つの内野ゴロと三振、3回は内野ゴロと2つの三振で退けた。地元紙「シアトルタイムズ」は菊池をこの日の「プレーヤー・オブ・ザ・ゲーム」に選定し、こう伝えている。
「左腕ユウセイ・キクチは3回無失点、無安打、5奪三振とした。スライダーの制球が定まらず初回に2四球としたことで球数を要し、予定よりも少し早い降板となった。しかし、マリナーズは3回に96マイル(約154キロ)に達した直球の球速に満足していた」
スコット・サービス監督も菊池の好投を手放しで称えている。「素晴らしかった。カーブが本当に良かった。オフにかなり取り組んだ球種なんだ。結果を手にすることができて本当に良かったよ」
菊池は2月23日(同24日)のレンジャーズ戦で実戦初登板し1回1/3を3失点(自責2)、28日(同29日)のダイヤモンドバックス戦で2回1/3を1失点。そしてこの日の3度目の登板で快投を演じた。オープン戦の防御率は4.05。
メジャー1年目の昨季は32試合登板で6勝11敗、防御率5.46。捲土重来を期してテークバックを大きく変えた新フォームにはカブスのダルビッシュ有投手も注目の声を挙げていた。3度目の登板で一定の成果が見えたようだ。