開幕投手がOP戦で明暗…オリ山岡とG菅野はさすがの投げ合い、中日大野雄は7失点大炎上

中日・大野雄大、巨人・菅野智之、オリックス・山岡泰輔【写真:荒川祐史】
中日・大野雄大、巨人・菅野智之、オリックス・山岡泰輔【写真:荒川祐史】

DeNAはいまだ発表せずも今永が務めることが濃厚か

 ファンが心待ちにするプロ野球開幕の20日まで残すところ2週間を切った。新型コロナウイルスの影響で無観客で行われているオープン戦では開幕へ向け続々と主力選手が出場し調整を続けている。DeNAを除く11球団が開幕投手の大役を発表。5日~7日にはロッテ美馬学投手を除く10投手が先発のマウンドに上がった。

 6日に行われた、阪神-日本ハムでは西勇輝投手、有原航平投手の両先発が登板。西勇は5回92球を投げ8安打浴びるも要所を締め無失点に抑えた。対する有原は4回まで1安打に封じる無失点投球を続けるも死球、右前打を許し、1死二、三塁の場面で降板。2番手の鈴木健矢投手が連打を浴び、4回1/3、2失点の内容となった。また、広島-西武では大瀬良大地投手とザック・ニール投手が先発。大瀬良は5回64球を投げ3安打無失点と危なげない投球を披露。ニールは4回1/3を2失点もピレラに死球を与えるなど4四死球と制球に不安が残った。

 同日のオリックス-巨人はさすがの投げ合いだった。オリックス先発の山岡泰輔投手が7回を投げ3安打無失点8奪三振と巨人打線相手に圧巻の投球を披露。対する菅野智之投手も6回を投げ9安打許しながらも与えた得点は本塁打による1点のみにまとめた。楽天の則本昂大投手も中日戦に先発し、5回1失点と2年ぶりの大役へ順調な調整ぶりを披露した。

 7日には、史上5人目となる40代での開幕投手を務める石川雅規投手がロッテ戦に先発。福田秀に先頭打者弾を許すも以降は要所を締める投球で4回1失点とベテランらしくまとめた。また、ソフトバンクの東浜巨投手はDeNA戦に先発し、6回途中2安打1失点と好投。4被弾浴びた前回登板からきっちりと修正してきた。中日の大野雄大投手は楽天戦に登板。4回を投げ2被弾含む8安打7失点と炎上。開幕へ向け不安の残る内容となった。

 DeNAはいまだ発表はしていないが、大役を務めることが濃厚と見られる今永昇太投手は5日の楽天戦に登板。5回2死から4連打を浴び3失点するもそこまでは7奪三振と調子の良さを示した。ロッテの美馬学投手はいまだオープン戦では登板をしていない。

(Full-Count編集部)

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