大リーグ、新型コロナでシーズン開幕延期 4・10以降へ、オープン戦は中止

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

開幕延期は野茂英雄がデビューした95年以来25年ぶり

 大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、シーズン開幕を最低2週間は延期すると発表した。また、フロリダ州とアリゾナ州で行われているオープン戦を中止にした。

 MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏とメジャー30球団が電話会談を行い、新型コロナウイルスの感染予防の対策を協議。オープン戦の中止に加え、26日(同27日)に一斉に迎える予定だったシーズン開幕を少なくとも2週間延期し、4月9日(同10日)以降となることを決定した。開幕戦が延期となるのはストライキが行われた1995年以来25年ぶり。同年にはドジャース野茂英雄投手がデビューしていた。

 米国では新型コロナウイルスの感染が拡大中。7日には感染リスクの高い地域からの米国訪問者に対し、入国から14日間はMLB施設への立ち入りを自粛するよう要請。その後は各球団のクラブハウスへの立ち入りも制限していた。ワシントン州知事の大規模イベントの3月中の禁止を受け、マリナーズは26日からの本拠地レンジャーズとの開幕4連戦と続くツインズとの3連戦の開催を断念。カリフォルニア州も3月中に行われる250人以上の集会を中止するよう求めており、大谷翔平投手が所属するエンゼルスやドジャース、ジャイアンツ、アスレチックス、パドレスへの影響も懸念されていた。

(Full-Count編集部)

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