日ハム・ビヤヌエバにさらなる快音の予感 初タイムリーを呼び込んだ“意識の変化”

日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ【写真:石川加奈子】
日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ【写真:石川加奈子】

練習中には状態を上げるため右方向に打ち返すことを意識

■日本ハム 8-7 DeNA(オープン戦・14日・札幌ドーム)

 巨人から日本ハムに移籍したクリスチャン・ビヤヌエバ内野手が14日、本拠地DeNA戦でオープン戦初打点を挙げた。3回2死満塁で国吉の146キロ低め直球を捉えて走者一掃の中越え二塁打。11試合28打席目で飛び出した初タイムリーにベンチも沸いた。「みんな喜んでいたし、久しぶりなのでうれしい」と助っ人は照れくさそうに笑った。

 巨人では73試合に出場して打率.223、8本塁打と結果を残すことができなかったが、パドレス時代の18年にメジャーで20本塁打を放った長打力と堅守を買われ、昨季リーグ最少の93本塁打に終わった日本ハムに入団した。正三塁手として期待される中、オープン戦はこの試合前まで26打数2安打、打率.077と奮わず。状態を上げるため、練習では右方向に打ち返すことを意識してきた。「そのおかげでヒットが出た。感触は良かった」と吹っ切れた様子だ。

「最近あまり結果が出ていないけれど、できるだけ元気に練習に入って、試合でも同じ気持ちでプレーしようと思っていた。開幕が延期になって時間があるので、オープン戦でいい調整ができるように頑張りたい」。その明るい表情は、さらなる快音を予感させた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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