ダルビッシュ、打率MLB1位の打線相手に1安打投球 7回1失点で6勝目権利
得点&本塁打も2位のアストロズ打線相手に快投、青木は2打数無安打に抑える
レンジャーズのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、敵地でのアストロズ戦に先発。チーム打率(.277)メジャー1位、得点(350)2位、本塁打(99)2位の強力打線を相手に、ボールを低めに集める丁寧なピッチング。7回1安打1失点4奪三振3四球と快投で今季6勝目の権利を持ってマウンドを降りた。日米通算2000安打を達成した青木宣親外野手とは2度対戦して無安打に抑えた。
ダルビッシュは初回、スプリンガーを三ゴロ、レディックを二ゴロ、アルトゥーベを遊ゴロと3者凡退。三塁ベルトレ、遊撃アンドラスの好守もあり、わずか6球で打者3人を片付ける最高のスタートを切った。
レンジャーズが2回に2点を先制すると、その裏もコレアをスライダーで空振り三振、ベルトランを二ゴロ、マッキャンを左飛に仕留める。
3回もグリエルを三ゴロで立ち上がりから7打者連続アウト。続くブレグマンはフルカウントから四球。初めて走者を出すと、青木はニゴロで一塁走者が入れ替わる。続くスプリンガーの打席で、青木がダルビッシュがセットポジションに入ったところでスタート。ダルビッシュは投球モーションに入ってから気づいたものの、そのまま投げてストライク。“技あり”の盗塁を決めた青木を恨めしそうに見つめ、互いに笑みを浮かべた。
それでも、スプリンガーは三ゴロと得点は許さない。4回は2番からの好打順を3者凡退とノーヒット投球を続ける。
5回は先頭ベルトランに四球。マッキャンは一ゴロで1死二塁とされる。グリエルは三ゴロに仕留めるも、ブレグマンはレフト前に落ちるヒット。左翼マザーラが滑り込むも捕球できず、この試合初めてのヒットとなるタイムリーで1点を返された。しかし、続く青木は一ゴロ。1点のリードを守った。
すると、レンジャーズ打線は6回にベルトレのタイムリーツーベースが飛び出し、貴重な追加点が入る。その裏、ダルビッシュは先頭スプリンガーを遊ゴロに打ち取る。ゴンザレスは四球も、アルトゥーベは左飛、コレアは投ゴロと後続を仕留めた。
7回もマウンドに上がると、先頭ベルトランは一飛、マッキャンはスライダーで空振り三振、グリエルは中飛と3者凡退。ここでお役御免となり、リードを守ったまま降板すると、ダグアウトでブロケイル投手コーチとハグした。レンジャーズは8回にマザーラの3ランで6-1と大きくリードを広げた。
この日は103球を投げ、ストライクは62球。防御率は3.03となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count