ソフトB武田、7回3失点もコーチは1軍復帰明言せず「一発回答の内容ではない」
右肩炎症から復帰後最長7回も9安打、1軍復帰は「他の投手との兼ね合い」
ソフトバンクの武田翔太投手が17日、タマホームスタジアム筑後で行われたファーム交流戦・巨人戦に先発した。右肩の炎症でファームで調整を続けてきた武田は、これが3度目の実戦登板。実戦復帰後最長の7回を投げたものの、巨人打線に9安打を許し、3点を失う内容だった。
右肩の炎症は順調に回復している右腕だが、まだ本来の姿には戻っていない。前回登板後には「体の使い方、下半身なんですよね」と話しており、フォームがしっくりときていないことを課題に掲げていた武田。この日も制球を乱す場面があり、ストレートも多くが140キロ台前半にとどまっていた。
武田だけでなく、和田や千賀も負傷で離脱しており、苦しい台所事情となっているソフトバンク。倉野信次投手統括コーチは17日の広島戦(マツダ)後に「内容は聞いている。他の投手との兼ね合い。今後協議して決めます。一発回答という内容ではない」とし、交流戦明けの1軍復帰を明言しなかった。
この日の先発だった松本裕が7回2失点と好投し、石川も上々の投球を続けている。18日の広島戦(マツダ)に先発する山田大樹投手の結果、内容次第では、武田の1軍復帰を先延ばしにし、復調への猶予を与える可能性もありそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani