162試合消化は可能なのか? ボラス代理人が仰天プラン「選手は全ての試合を行いたい」

敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏【写真:Getty Images】
敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏【写真:Getty Images】

新型コロナウイルスの感染拡大を受け開幕延期、最大で7月開幕の可能性も…

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けメジャーリーグはスプリングトレーニングが中断、開幕も最大で7月まで延期される可能性が出てきた。シーズン162試合を消化できる可能性が難しくなったが、敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が示した独自の提案が米で話題になっている。

「ボラスが、ワールドシリーズをクリスマスに行う162試合スケジュールを提案した」

 極寒の12月までシーズンを続けるボラス氏の“仰天プラン”を伝えたのは地元紙「LAタイムズ」だった。記事では新型コロナの影響で最大7月に開幕が延期、最悪の場合は2020年のシーズンが全てキャンセルされる可能性を言及。

 その中でボラス氏は「6月に開幕できる可能性は十分にある」と語り、6月1日に開幕して162試合を行うプランと、7月1日に開幕して144試合を行うプランをMLBに提案したという。2つのプランはポストシーズンを含め12月まで行われるという。

 ボラス氏が掲げたプランではプレーオフは12月3日から12月26日までの間に行われ、ワイルドカードゲーム、5試合制のディビジョンシリーズ、7試合制のリーグチャンピオンシップシリーズ、7試合制のワールドシリーズが行われる予定。ポストシーズンの試合は全て8つの屋根付き(ドーム)スタジアムと、3つの南カリフォルニアのスタジアムで行うことになる。

 ボラス氏も「これは、実現可能なプランだ。天候のこともすでに調査済みだ」と入念に調査を行い掲げたプランであることを語り「12月のカリフォルニアの平均気温は、華氏67度(摂氏、約19.4度)で、それは他の多くの都市の3月末、4月初めの気温よりも過ごし易い。11の球場を使ってポストシーズンを行って、ワールドシリーズは、ニュートラルサイト(対戦する両チームのホーム球場でない場所)で行う予定だ」と、具体的な内容についても言及している。

 メジャーリーグでも多くの顧客を抱えるボラス氏は「私が話をした全ての選手は全ての試合を行いたいと言っている。厳密なプランを立てればそれは可能だ」と、選手の声を代弁し出来る限りシーズンを消化したい意向を口にしている。

(Full-Count編集部)

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