ホークス、球宴MVPコンビのバットで逆転勝利! 東浜は自己最多タイ9勝目

ホークスが連敗3で止める、西武は連勝3でストップ

 ソフトバンクが後半戦再開を3-1の勝利で飾り、連敗を3で止めた。17日の西武戦(ヤフオクD)。先制点を奪われながらも、オールスターでMVPを獲得したデスパイネ、内川のバットで逆転に成功。先発の東浜は8回途中まで西武打線を5安打1失点に抑える好投で9勝目を挙げ、首位・楽天との差を1ゲームへと縮めた。

 球宴MVPコンビが勝利をもたらした。1点ビハインドで迎えた4回、オールスター第2戦でMVPに輝いたデスパイネが西武先発の十亀から右翼ホームランテラス席へと飛び込む22号ソロ。「当たりは良くなくて、打った瞬間入るとは思いませんでした」とコメントした一発で、試合を振り出しに戻した。

 決勝の一打は、同第1戦MVPの内川。5回1死満塁のチャンスで打席に立つと、2ボール1ストライクからの4球目、十亀の内角のボールを、詰まりながらも中前へ落とした。「前の柳田が歩かされて、4番として意地でもランナーを返そうと思った。厳しいコースでしたが、気持ちで打ちました」。勝ち越しのタイムリーとなり、リードを奪った。8回にも相手のミスも絡んで1点を追加した。

 先発の東浜は3回1死二、三塁で内野ゴロの間に先制点を奪われたものの、8回5安打1失点の好投。4回無死一塁では、中前へと抜けようかという当たりを、二塁・川崎が好捕し、併殺を完成させるなど、バックも援護し、自己最高に並ぶ9勝目をマーク。ハーラートップにも並び、自身初の2桁勝利にも王手をかけた。

 西武は後半戦黒星スタートとなり、連勝は3でストップ。3回1死二、三塁で秋山の一ゴロの間に先制点を奪ったが、この1点止まり。4回無死一塁で中村、7回1死一塁で栗山が併殺に倒れたのが痛かった。先発の十亀は6回を投げ、8安打を許したものの、2失点と粘りの投球を見せたが、味方の援護に恵まれなかった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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