鷹に黒星、西武・辻監督が嘆いた一発「あれがホームランになっちゃうからね」

西武・辻発彦監督【写真提供:埼玉西武ライオンズ】
西武・辻発彦監督【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

十亀が6回2失点の粘投も打線は援護できず

 3位の西武は、後半戦黒星スタートとなった。17日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。先発の十亀は6回まで2失点と粘ったが、打線が先発の東浜らソフトバンク投手陣から1点しか奪えず、競り負けた。

 今季敵地で1勝6敗となり、連勝が3でストップした辻発彦監督は「(ソフトバンクは)それだけ力のあるチームだから、そう簡単には勝てないだろうし。(東浜は)8勝もしているピッチャーでしょ。どうにかしたいと思うけど、なかなか繋がらなかった」と語った。

 3回1死二、三塁、秋山の一ゴロの間に先制点を挙げたが、結果的に奪ったのは、この1点のみ。4回無死一塁で中村が、7回1死一塁では栗山が併殺に倒れた。8回も先頭の山川が中堅フェンス直撃の二塁打を放ったが、メヒア、外崎が連続三振。代打・炭谷の後の秋山も空振り三振に終わり「三振、三振は痛かった。取っていれば、流れが変わったかもしれないけど」とした。

 8安打を許しながらも、6回まで2失点に抑えた先発の十亀について指揮官は「それなりに踏ん張ってくれた。ちょっともったいないところもあったけど」。4回にデスパイネに右翼ホームランテラス席に飛び込む同点のソロ。外角のスライダーで、決して悪いボールではなかっただけに、指揮官は「いいところに投げても、あれがホームランになっちゃうからね。条件は一緒とはいえね」と、恐れていた“テラス弾”を嘆いていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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