イチロー、通算3056安打で歴代単独23位浮上　田澤1回無失点も…マ軍敗戦

代打で技ありの左前打、「史上最高のリードオフマン」ヘンダーソン超え

　マーリンズのイチロー外野手は18日（日本時間19日）、本拠地でのフィリーズ戦に代打で出場し、左前打を放った。メジャー通算3056安打として、並んでいたリッキー・ヘンダーソン（通算3055安打）を上回って歴代単独23位に浮上。また、田澤純一投手は2番手で登板して1回1安打1四球無失点。しかし、マーリンズは終盤に失点を重ねて2-5で敗れた。

　マーリンズは主砲スタントンの本塁打などで先制するも、その後は両チームが点を取り合って2-2の同点に。田澤は7回に登板すると、先頭スタッシはフォークでニゴロに仕留めた。しかし、続くヘルナンデスはストレートの四球、ガルビスには直球をセンター前に運ばれて一、二塁とされる。それでも、ウィリアムズはフォークでニゴロ。併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた。

　8回には3番手マゴワンがソロ弾を浴びて2-3と1点ビハインドに。イチローは直後の8回2死走者なしの場面でマゴワンの代打で登場した。

　通算対戦成績.195の右腕ベノワの外角高めへの速球に巧みにバットを合わせ、内野の頭を越してレフト前に運ぶ技ありの一打。イチローらしさが凝縮された2試合ぶりのヒットで、打率は.230となった。しかし、続くゴードンが遊ゴロに倒れて得点にはつながらず。守備にはつかずに、そのまま交代した。

　マーリンズは9回にガルシアが痛恨の2ランを浴び、2-5で敗れた。

　イチローは通算3056安打で歴代単独23位に浮上。抜き去ったヘンダーソンは歴代1位の1406盗塁＆2295得点を誇り、「メジャーリーグ史上最高のリードオフマン」、「盗塁男（Man of Steal）」と呼ばれた名選手。歴代22位はクレイグ・ビジオの3060安打となっている。

（Full-Count編集部）