嬉しい悩みに? ソフトB高田が活躍で、今宮復帰後は「二塁手争い」激化へ

ソフトバンク・高田知季【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・高田知季【写真:荒川祐史】

西武戦では今季初本塁打、工藤監督「実戦に入ってからの対応力がいい」

 指揮官にとっては、嬉しい悩みになるかもしれない。18日の西武戦(ヤフオクD)。ソフトバンクは腰痛で先発から外れている今宮の代役として「2番・遊撃」で起用する高田が今季初アーチを含む2安打2打点と活躍。後半戦連勝スタート、そして後半戦最初のカードでの勝ち越しを呼び込んだ。

 両チーム無得点で迎えた4回、先頭で打席に入った高田は、西武先発の野上のスライダーを右翼席へと運んだ。先制の今季1号ソロ。続く5回には2死二塁では右翼線への適時二塁打を放った。チームは3-1で勝利。先制の一発、リードを広げる一打と、ともに価値ある1本になった。

 不動の遊撃手である今宮が疲労性の腰痛を訴えた7月8日の日本ハム戦(札幌D)から、これで6試合連続で「2番・遊撃」でスタメン起用されている高田。その間21打数8安打、打率.381をマークし、40打数と少ないながらも、今季の打率も.325に上昇。この27歳の5年目内野手について、工藤公康監督は「練習を見ていても、そんなに打撃は良くないんだけどね。実戦に入ってからの対応力がいい」と評価した。

 ここで浮上してくる指揮官の悩みが、今宮の腰痛が癒えた時の起用法だ。今宮はチームに不可欠な名手だけに、状態が回復すれば、スタメンに戻るのは間違いない。となると、ただでさえ競争が熾烈な二塁手の争いが、さらに激しくなるだろう。

「今宮が良くなって出られるようになったら、併用もある」

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