ソフトB後半負けなし4連勝で今季最多貯金27、サファテは4季連続30セーブ

ロッテ涌井は7回4安打2失点の好投も、打線の援護なく7敗目

 ソフトバンクが4連勝で、貯金を今季最多の27とした。21日のロッテ戦(ヤフオクD)。右膝の打撲で柳田が欠場となる中、初回に先制されるも、すぐさま取り返し、中盤に勝ち越しに成功。僅差の接戦を制して、後半戦はいまだ負けなしだ。

 1点を先制された直後の1回裏、明石が四球で出塁すると、8試合ぶりにスタメンに復帰した今宮が右前安打で続き一、三塁。すると、中村晃の二ゴロの間に同点に追いついた。5回には上林が四球で出塁し、犠打と内野ゴロで三塁まで進むと、明石が中前適時打を放って、勝ち越しに成功した。

 先発の千賀は立ち上がりに味方の失策が絡んで1点を失ったものの、その後は無失点投球。相手打線に粘られる場面もあり、6回まで105球を要したが、散発の3安打1失点(自責は0)に封じた。7回に登板した2番手・森は1死一、三塁とされたが、伊志嶺を浅い右飛、加藤をフルカウントから見逃し三振に切ってピンチを脱出。8回は嘉弥真と岩嵜、9回をサファテが投げ、リードを守り抜いた。千賀は8勝目、サファテは今季30セーブ目をマークし、4年連続の30セーブ到達となった。

 ロッテは涌井がソフトバンク打線を7回まで4安打2失点に抑え込む力投を見せたが、打線の援護がなく7敗目を喫した。初回に相手の失策を足がかりに先制点を奪ったものの、得点はこれだけ。3回1死一、三塁、7回1死一、三塁、8回2死一、二塁と好機を作っても、後続が倒れてチャンスを生かせなかった。これで今季のソフトバンク戦は2勝11敗となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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