7・5開幕案は結論先送り 選手会と話し合いも年俸削減は正式提案されず

ヤンキースの本拠地・ヤンキースタジアム【写真:Getty Images】
ヤンキースの本拠地・ヤンキースタジアム【写真:Getty Images】

焦点となる選手の年俸削減は正式に提案されなかった

 大リーグ機構は12日(日本時間13日)、大リーグ選手会に新型コロナウイルスで延期となっている開幕を7月4日(同5日)の独立記念日前後に無観客で行う開幕案について提案したが、合意には至らなかった。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者ら米複数メディアが伝えている。

 大リーグ機構と30球団のオーナーの間で11日(同12日)に合意した開幕案では3月中旬に中断となったスプリングトレーニングを6月初旬から中旬までに再開し、レギュラーシーズンは82試合を想定。プレーオフはワイルドカード枠を現行の4チームから8チームに増やし、14球団で開催する。ア・ナ両リーグとも指名打者制で実施。試合開催は州知事らに開催を容認された地域に限定されるなどとしている。

 選手会の話し合いで焦点となるのが選手の年俸削減。3月末に試合数が削減された場合は162試合からの割合で年俸を支払うことで合意しているが、各チームの収入が減少するため、新たな年俸削減を要望すると予想されている。だが、この日は健康面が話し合いの中心で、収入分配や年俸削減について協議自体はされたものの、MLB側からの正式な提案はされなかったという。両者の話し合いは今後数日間行われる見通しだ。

(Full-Count編集部)

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