ロッテ井口監督、藤原らが高校3年生へエール「新たな目標に挑んで」「野球を続けて」
田村「次の夢や目標を作って」安田「プラスのエネルギーに変えて」
ロッテの井口資仁監督、田村龍弘捕手、安田尚憲内野手、藤原恭大外野手は20日、夏の甲子園大会が中止になったことを受けてコメントを発表した。
井口資仁監督「高校野球最大の目標であり夢としていた大会ですから、高校球児の皆様の気持ちを思うと胸が痛くなります。どんな言葉も今は無力かもしれませんが、ただ1つ言えることは、人生はチャレンジの連続で、その中で様々な目標設定をしていくということです。高校3年生の皆様はぜひ次のステージでも新たな目標に挑んで欲しいと思っています。この3年間、みんなで1つの目標に向かって頑張った日々は消えません。これからも同じように目標に向かい進み続けてください」
田村龍弘捕手「甲子園中止の報道を聞いて本当にショックです。僕のように甲子園出場を目指して親元を離れた選手の気持ちを考えると言葉が見つかりません。すぐには気持ちを切り替えることは出来ないと思いますが、何とか次の夢や目標を作って頑張って欲しいと思います」
安田尚憲内野手「3年生にとっては高校3年間でやってきた集大成といえる大会なので、後輩たちの事を想うと自分も辛いです。自分も1月の自主練習を母校の履正社のグラウンドを使わせてもらって、後輩たちが甲子園目指して頑張っている姿を見ていましたし、その想いを強く感じていました。本当に強く完成されたチームだと思って見守っていたので、春に続いて夏までなくなってしまうのは本当に辛いし、言葉に出来ないほど悲しいです。ただ、ここで人生は終わりではありません。むしろ、まだ始まったばかり。この悔しい経験が長い人生で生きることもあると思います。言葉が非常に難しいのですが、みんなで悔しい想いをして大変な時期を乗り越えていく事をプラスのエネルギーに変えて欲しいと思います」
藤原恭大外野手「驚いて言葉が見つかりません。切り替えて次のステージの目標を見つけるしかないとは思いますけど簡単には切り替えられないと思います。1つだけ言えるのは3年間、共に汗を流したメンバーは一生の友達で一生の思い出なので、この3年間の日々はこれからも変わらず、素晴らしい日々として残ると思います。甲子園という目標としていた大会は中止になってしまっても、ここまでこの大会を目標にして頑張ってきた日々を誇りにして、これからも自信をもって野球を続けて欲しいと思っています。ぜひこれからも野球を続けてください。お願いします」
(Full-Count編集部)