【始球式名場面】父は通算71勝プロ投手　元HKT48若田部遥さんが弾ける笑顔でファン魅了

ソフトバンク若田部健一コーチを父に持つ、才色兼備の勝利の女神

　新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となっていたプロ野球は公式戦開幕が6月19日に決まった。ファンにとってもどかしい時間はあとわずか。開幕までの残りわずかな時間、過去の名場面を振り返って気を晴らしてみてはいかがだろう。ここでは「パーソル パ・リーグTV」でも公開されている、過去に数々の有名人が登場した始球式動画を紹介。これを見て、少しでもファンの方々が心を癒していただければ幸いだ。

　2016年10月8日、ヤフオクドーム（現PayPayドーム）で行われたクライマックスシリーズファーストステージのソフトバンク対ロッテ戦で始球式を務めたのは、当時HKT48のメンバーで、「ホークスの勝利の女神」としても名高かった若田部遥さんだった。

　当時、中継に登場した試合が負けなしだったことから「勝利の女神」と称されていた若田部遥さん。現在、ソフトバンクの3軍投手コーチの健一氏を父に持つ若田部さんは「TOPPA」と書かれた背番号108のユニホームにショートパンツ姿でマウンドに上がった。

　少し緊張した面持ちで左右をキョロキョロ……。はにかみながら投じた1球は大きく弧を描き、ワンバウンドで捕手のミットに収まった。投球後は礼儀正しく、深々と一礼。笑顔を浮かべて大役を務め上げた若田部さんにスタンドからは大きな拍手が送られていた。