43歳イチロー今季初3安打 マーリンズ監督称賛「見ていて楽しい」

今季初の3安打を記録したマーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
今季初の3安打を記録したマーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

鮮やかタイムリー含む3安打、MLB通算3064安打に

 マーリンズのイチロー外野手が9日(日本時間10日)の敵地ナショナルズ戦で「7番・センター」でスタメン出場し、今季初の3安打を放った。これでメジャー通算3064安打とし、歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り「17」とした。マーリンズが1-10と大敗を喫する中で輝きを放ったベテランについて、ドン・マッティングリー監督も「年齢を感じさせないプレイヤー」と称賛している。

 レギュラー外野手陣の休養のため、この日2試合連続のスタメン出場となったイチローは2回1死一塁で迎えた第1打席で二ゴロ併殺に倒れたものの、0-3と3点を追う4回1死一、二塁の場面でセンター左へとはじき返す、技ありのタイムリーヒットをマーク。さらに1-8と点差が広がった7回には先頭で打席に立つと中前安打を放った。

 また、1-10で迎えた9回1死一塁の場面では二塁内野安打。この日はチーム唯一の打点を挙げるなど4打数3安打1打点の活躍。イチローの1試合3安打は昨年9月12日のブレーブス戦以来で今季初めて。打率は.241となった。

 さらにセンターの先発出場で史上最年長記録を保持しているイチローはこの日「43歳292日」でスタメン出場し、自身の記録を更新。試合後、マッティングリー監督は地元メディアの取材に関して「彼は見るからにいいスイングをしているが、驚くことではない」としつつ、「守備でもいいプレーをしていた」と称賛。43歳になっても1試合3安打とヒットを量産する姿に「彼は年齢を感じさせないプレイヤーだ。見ていて楽しい」と感嘆している。

(Full-Count編集部)

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