9勝目逃した田中将大、際どいコースにボール判定連発で「苦しくなった」
5回途中で88球、ジラルディ監督「疲労がたまっている懸念があった」
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)の敵地ブルージェイズ戦で勝利投手の権利を得る直前で降板となり、9勝目を逃した。この日は5回途中2安打5四球3失点(自責2)で防御率4.92。ヤンキースは11-5で勝利。試合後、ジョー・ジラルディ監督は「疲労がたまっている懸念があった」と降板の理由を説明している。地元メディア「ノースジャージー・コム」が伝えている。
初回を3者凡退に仕留めた田中だが、2回以降は四球を連発して崩れていった。2点のリードを受けた2回にピアースに四球を与えると、ピラーに左翼線二塁打を浴びて無死二、三塁に。ここで青木宣親の二ゴロの間に1点を失った。
グレゴリウスのソロ弾でリードを再び2点を広げた直後の3回には2四球などで1死満塁のピンチを招くと、ピアースに犠飛を浴びて1点差に。さらにヤンキースが3点を加えた直後の5回にはバティスタに左中間へソロ弾を浴びると、直後、ドナルドソンに四球を与えたところで降板となった。