ロッテ、井口奮闘も連勝止まる 伊東監督は若手に“苦言”「いい手本があるのに」

ロッテ・伊東勤監督【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・伊東勤監督【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

打線がふるわずに完敗、「井口は俺の背中を見て頑張れと植えつけてくれているのに」

 ロッテは連勝が4で止まった。27日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。先発の二木が8回3失点と好投したものの、打線がふるわずに0-3で完敗。伊東勤監督は「試合が早かったのは予想通り。いつもやられているやられ方でやられた。和田のストレートに振り遅れて打ちきれない。気持ちよく投げさせてしまった」と振り返った。

 この日は、今季限りでの現役引退を表明した井口を「4番・DH」で起用。2回の第1打席では、その和田のストレートをはじき返し、左前安打を放った。だが、打線全体としては、和田の前にわずか3安打。7回以降もソフトバンクリリーフ陣に抑え込まれた。

 その中での42歳の奮闘に、指揮官は「ああいうのを見て、若い人がどう思うか。一皮剥けきれないところ。いい手本があるのに。井口は俺の背中を見て頑張れとチームに植えつけてくれているのに、それを感じきれていないのが、今の現状」と、伸び悩む若手について嘆いていた。

 先発の二木は、8回まで粘りの投球。11安打を浴びながらも、3失点で試合を1人で投げ抜いた。右腕の力投に、指揮官は「今日は良くもなく、悪くもなくだった。変化球が多くて、まっすぐを使えていなかった。デスパイネ1人にやられた。攻めきれていなかった。いいところを出し切れていなかった」としながらも「投げられるスタミナを築いてきている。来季はローテの軸として、2桁狙える投手だと思う」と評価していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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