逆転3ランの西武・山川が抱く鷹・柳田への羨望「背も高いし、顔もかっこいい」

逆転3ランを放った西武・山川穂高【写真:荒川祐史】
逆転3ランを放った西武・山川穂高【写真:荒川祐史】

「僕の中で“違う人”というか、同じ土俵で戦っていると思えないほど凄い」

■西武 8-7 ソフトバンク(27日・メットライフ)

 2年連続パ・リーグ本塁打王の山川穂高内野手は27日、メットライフドームで行われたソフトバンク戦で、2点を追う7回2死一、二塁に今季4号の逆転3ランを放ち勝負を決めた。

 ソフトバンク3番手の岩嵜が投じた初球の146キロ速球をとらえると、打球はバックスクリーンへ。「全打席初球からいくつもりでいます。僕のスタイルは基本的に、1球見るとかはない。来た球打ってる」としてやったりだ。

 前日26日の同カードでは2本塁打を放ったものの、7回に自身のエラー絡みでいったん逆転され、「ホームランは、あのエラーで全部台無し」と猛省。チームは8回に木村の逆転満塁弾が飛び出し再逆転勝ちしたが、「キムさん(木村)のおかげで勝てて嬉しかったことと、(白星を逃した先発の)ニールに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話していた。

 とはいえ「今年のテーマはメンタルコントロールというか、切り替え。そのためにも、ご飯をいっぱい食べて、いっぱい寝てます」と言う山川。前日のエラーを引きずらずに切り替え、この日の逆転3ランを放った。

 この試合の初回にはソフトバンク柳田が同じバックスクリーンへ先制2ランを放っていた。その柳田に対して山川は「ギータさん(柳田)は僕の中で、“違う人”というか、同じ土俵で戦っていると思えないほど凄い。かっこいいし、憧れが強い。僕もああいう風に野球をやりたい。打って、投げて、走って……背も高いし、顔もかっこいい。ああいう選手に僕もなりたかった。絶対勝ってやるというより、ギータさんスゲーな、かっこいいなという、いちファンみたいな思いです」と熱弁を振るっていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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