日本、初優勝へ初戦は大勝発進 井上が大会1号3ラン、清宮は1安打1打点

メキシコ戦でホームランを放つ侍ジャパンU-18代表・井上大成【写真:Getty Images】
メキシコ戦でホームランを放つ侍ジャパンU-18代表・井上大成【写真:Getty Images】

メキシコに10-1で快勝、藤原が先制3点打&先発徳山は7回1失点

 侍ジャパンU-18代表は1日、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)の初戦でメキシコ代表に大勝した。2回に藤原の3点タイムリースリーベースで先制すると、5回には主将の清宮がきっちり犠飛。7回には井上が大会1号となる3ランを放つなど一挙5点を奪った。先発の徳山は7回2安打1失点と力投し、日本が10-1で快勝。初優勝へ向けて、幸先よくスタートを切った。

 日本は初回、先頭の藤原がヒットで出塁し、安田の四球などで1死一、二塁とチャンスを作るも、清宮が中飛、中村が遊ゴロに倒れて無得点。しかし、2回に2四球と小園のヒットで1死満塁とすると、藤原がレフト線を破る走者一掃のタイムリーツーベース。3点を先制した。

 3回には1死から清宮がレフトへ技ありのヒット。中村は四球を選ぶも、後続が倒れて無得点。すると、4回に徳山が2死二、三塁から連続死球で押し出しとして、1点を失った。

 それでも、直後の5回に先頭の伊藤が四球で出塁すると、1死で清宮が打席へ。2つの暴投で伊藤が進み、清宮がフルカウントからセンターへきっちりと犠飛。2点差に迫られた直後に貴重な追加点を奪った。

 6回には先頭打者を徳山が四球で出すも、続く打者の一塁線への痛烈なゴロを清宮が好捕。一塁ベースを踏み、すぐさま二塁に送球して併殺とした。ここまでワンバウンドの送球を2度こぼしていた清宮だが、ここは守備で魅せた。

 7回、日本は安田のタイムリーで追加点。続く清宮は初球の直球を捉え、右中間方向への大飛球となったものの、最後はライトがフェンス手前でキャッチ。わずかに飛距離が足りず、高校通算110本目の本塁打とはならなかった。

 それでも、櫻井のタイムリーで1点を追加すると、2死一、二塁から8番・井上はライトへ3ラン。この回一挙5得点で9-1と大きくリードを広げた。

 徳山が7回限りで降板すると、8回からは磯村が登板。日本は9回にも1点を加え、日本が快勝した。

(Full-Count編集部)

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