紅白戦で起きた球史に残る素手キャッチをMLB公式絶賛 「重力に逆らう」

タイガースのデレク・ヒル(画像はスクリーンショット)
タイガースのデレク・ヒル(画像はスクリーンショット)

グラブからこぼれたボールを地面スレスレでキャッチしたスーパープレー

 大リーグは7月23日(日本時間24日)の開幕に向け、各球団が調整を続けている。そんな中、タイガースのデレク・ヒル外野手が本拠地コメリカパークで行われた紅白戦で、往年のウィリー・メイズを彷彿とさせる背走キャッチを披露した。

 大リーグ公式サイトは「ウィリー・メイズでさえ、このキャッチには愕然とすることだろう。彼が紅白戦で見せた重力に逆らうキャッチは(映像が)急速に広まるほど素晴らしいものだった」とし、“ザ・キャッチ”と語り継がれる往年の名手のプレーを引き合いにこの動画を紹介。中堅手のヒルは打者ハイマー・キャンデラリオの中堅後方への飛球に全力疾走。一旦グラブからボールをこぼしたものの利き手の右手で捕球し、高々と掲げる様子が収められている。

 紅白戦で審判がいなかったため、コーチによりキャッチと認められた。ロン・ガーデンハイアー監督は「我々もあれは気に入った。あれを打った選手以外は、みんな気に入っていたんじゃないかな」と称え、打球を放ったキャンデラリオも「素晴らしかったね。彼は素晴らしい中堅手なんだ。走れるし、(打球に反応する)一歩目も凄くいい」と絶賛した。

「地面に落ちる前になんとかキャッチしたよ。正直言って、これまででもかなり良い捕球プレーだったと思う。素手キャッチのようなことはしたことがなかったから、自分の(守備の)レパートリーに加えられて嬉しいよ」とヒル。人並外れた身体能力と反射神経の為せる業に、チーム内外から驚きの声が上がっている。

【動画】背走しながらダイブ→グラブからボールこぼれるも素手キャッチ! ヒルが見せた超美技の一部始終

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