「マドンナジャパン」がアクシデント吹き飛ばす快勝、17-0で3連勝飾る

野球女子日本代表の緒方佑華【写真:Getty Images】
野球女子日本代表の緒方佑華【写真:Getty Images】

試合開始が大幅遅延もパキスタンに4回コールド勝ち

 香港で開催中の「第1回 BFA 女子野球アジアカップ」は4日、大会3日目を迎え、野球女子日本代表「マドンナジャパン」はパキスタンに17-0と4回コールドで圧勝し、3連勝を飾った。

 台風の接近により、一時は開催が危ぶまれたこの日。開始予定時刻から7時間以上遅れてようやく始まった試合は、ハプニングの中でも日本が一方的な試合展開で勝利を決めた。

 初回、日本打線は3者凡退に終わったが、2回から猛攻を仕掛けた。先頭の姫野真由(花咲徳栄高)から始まる3連打で2点を先制。さらに1死二塁から、今度は3連打と1四球などで3点を加え、この回は一気に5点を挙げた。

 3回には、先頭の杉本みな(蒲田女子高)が相手ショート失策で出塁すると、6連打で4点を追加。なおも無死満塁から遠藤佳菜子(作新学院高)の打球を相手二塁が失策し、三塁走者が生還すると、遊ゴロ、中犠飛で1点ずつを挙げ、続く緒方佑華(折尾愛真高)の左翼への二塁打で、この回8点目を奪った。

 日本は4回になっても攻撃の手を緩めず、4点を追加。18安打17得点と無駄なく得点を重ねた。この日、「6番・DH」で先発した緒方はエンタイトルツーベースを含む4打数3安打3打点の活躍。「(昨日は)追い込まれて打たされたけど、今日はしっかり振っていけました」と笑顔を浮かべた。

 投げては、先発を務めた田中志緒梨(埼玉栄高)が、立ち上がりから2イニングを6者連続凡退。「雨で大幅に遅れたけど、集中を切らさないことを心掛けました」という言葉どおりに抑える完璧投球でパキスタンを圧倒した。3回は小田嶋真美(横浜隼人高)、4回は今井巴菜(神村学園高)が無失点リレーでつなぎ、パキスタンを1安打で零封した。

 悪条件にも負けず、存分に力を出して3連勝を飾った日本。5日は開催地・香港と対戦する。

(Full-Count編集部)

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