好投の前田健太、85球の早期交代采配にファン怒りの大合唱「なぜ下げた」

降板しクラブハウスに向かうドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
降板しクラブハウスに向かうドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

同点の5回に代打を送られて降板、7回に中継ぎが2失点で6連敗

 6日(日本時間7日)に本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発した、ドジャースの前田健太投手。5回を投げて4安打8奪三振1失点と好投したが、同点の5回に代打を送られて85球で降板した。ドジャースは前田の降板後に勝ち越されて1-3で敗れ、今季最長の6連敗を喫した。5回で85球と余力を残しながら好投していた日本人右腕の交代策について、ファンが激怒。ツイッター上では「なんでマエダを下げたんだ」の大合唱が巻き起こっている。一方、ダイヤモンドバックスは球団記録を更新する13連勝を飾った。

 悔しい降板だった。2回に味方のエラー絡みでピンチを招くと、相手先発ウォーカーにタイムリー二塁打を浴びた前田だが、3回と5回を3者凡退に抑えるなど、好調Dバックス打線から8奪三振を奪っていた。だが、5回裏の攻撃で代打イーシアが送られて降板。ドジャースはこの回を無得点で終えると、7回に中継ぎが打たれて2点を失い、チームは手痛い敗戦となった。

 ドジャースの公式ツイッターは「ケンタ・マエダの今夜の成績」を紹介。右腕が力投する画像と共に、5回4安打自責0、1四球8三振という優秀なデータを、拍手の絵文字で称えた。

 すると返信欄にはドジャースファンの怒りの声が溢れた。

「なんでマエダを下げたんだ? 彼は良かっただろ」
「わずか84球(実際は85球)で8奪三振… なぜ彼を交代させた?」
「降板が早過ぎた」
「マエダは続投すべきだった」
「ケンタは素晴らしい夜だった。アビランが台無しにして申し訳ない」
「ケンタは7回まで投げるべきだった。今日はいいピッチングだった。ブルペンが持たない」
「彼は偉大なボールを投げていた。得点と勝利ができれば良かった」
「今夜は素晴らしい投球だった」

 後半戦は快進撃を続け、一時はシーズン最多勝利記録の116勝を更新する可能性も取り沙汰されたドジャースだが、ここへ来て今季最長の6連敗を喫するなど、やや足踏み状態。同地区2位ダイヤモンドバックスに10ゲーム以上の差をつけているとはいえ、ファンにはフラストレーションが溜まっているようだ。

(Full-Count編集部)

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