パ・リーグ、アメリカでパ主催200試合以上をライブ放送へ「新しいファンを増やす」

パ6球団の主催試合が米国でライブ放送【写真:荒川祐史、高橋昌江】
パ6球団の主催試合が米国でライブ放送【写真:荒川祐史、高橋昌江】

米スポーツ局「FTF」と契約合意、米国でパ主催試合のライブ放送を開始する

 パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社は10日、米国スポーツ専門チャンネルFor the Fans「FTF」と米国内における2020年のパ・リーグ主催試合放送の契約に合意し、米国でのパ・リーグ主催試合のライブ放送を開始すると発表した。

 パ・リーグ6球団は来場中心のビジネスモデルから新規ビジネスモデルの構築を模索。テレビやインターネットを通じての観戦を注力すべき領域と考えていた。また、パシフィックリーグマーケティングは「プロ野球の新しいファンを増やす」というミッションを掲げ、パ・リーグ6球団とともに常に新しいファン市場拡大を考え、現在、台湾(FOXスポーツ台湾)でもパ・リーグ主催試合を放送。過去には韓国での放送実績もあり、米国進出の機会を探っていた。パシフィックリーグマーケティングは「米国の野球ファンのみなさまに日本のプロ野球、パ・リーグを知っていただく機会としたい他、米国でプレーする野球選手に対してもパ・リーグについて知っていただき、将来的にプレーするきっかけになればと考えております」とコメントしている。

 契約期間は2020年8月から同年11月を予定。放送対象試合はクライマックスシリーズを除くパ・リーグ主催の公式戦200試合以上を予定している。根岸友喜代表取締役CEOは「この度、アメリカで躍進中のスポーツ専門ネットワークであるFTFとパートナーシップ契約を結べたことを大変嬉しく思います。FTFでの放送が、アメリカの皆さまに日本のプロ野球を知っていただき、パ・リーグの試合をお楽しみいただくきっかけとなることを願っています。私たちは『プロ野球の新しいファンを増やす』というミッションを遂行するため、今回のFTFとの取り組みのように、国内外問わず様々なチャレンジを今後も続けてまいります」とコメントしている。

(Full-Count編集部)

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