大谷翔平に「イニング制限はない」“中0日”野手起用にもエ軍GM前向き

エンゼルス・大谷翔平【写真提供:ロサンゼルス・エンゼルス】
エンゼルス・大谷翔平【写真提供:ロサンゼルス・エンゼルス】

フル回転での二刀流起用「プレーオフにいっても同じだ」

 エンゼルスは23日(日本時間24日)、今季の開幕ロースター30人を発表し、大谷翔平投手は「二刀流選手」として登録された。開幕を翌日に控え、ビリー・エプラーGMがオンライン取材に対応。例年の162試合制から60試合制へ短縮されたこともあって、二刀流全開で起用していく方針を示した。

 右肘手術明けの大谷は当初5月中に投手復帰。イニング制限をかける方針を示してした。しかし、新型コロナウイルスの影響で開幕が約4か月遅れ、リハビリも完了。シーズンも公式戦60試合と短くなった。二刀流起用法のカギを握るエプラーGMは「それ(投球イニングの制限)はない。週1で先発登板させる方向で我々は考えているが、それによって彼がレッドゾーン(故障リスクが高まる)に入ることはない。プレーオフにいっても同じだ」と明かした。もちろん慎重を期す考えに変わりないだろうが、投手としての躍動が期待できそうだ。

 大谷は主に日曜日の試合に先発登板。月曜日は休養日とし、火曜日から野手として出場する日本ハム時代を踏襲する起用法が練られている。しかし、再開後のキャンプでは登板前日にも野手として出場した。打線では主に3番打者としての活躍が期待されている。医療スタッフなどと話した上で、打者・大谷を使うことに前向きなようだ。

「(試合翌日などの)回復状況次第。我々は今でも(打線に入れる日を増やせる考えを)前向きには捉えている」

 シーズンを通してプレー出来れば、投手として10先発、打者としては33試合先発出場することができる。短縮シーズンで二刀流全開。再びメジャーに旋風を巻き起こしてもらいたいところだ。

(Full-Count編集部)

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