ソフトB激戦制しM1、工藤監督は打線に感謝「私のミスを…すみませんでした」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

継投策も猛省も…16日に敵地で西武と直接対決「全力で勝ちにいくことに集中したい」

 14日、ソフトバンクはオリックスに7-4で勝利。仙台で西武が勝って楽天が敗れたことで、マジックは西武を対象にした「1」となった。工藤公康監督は自らの継投ミスを悔やむも、デスパイネの勝ち越し打に救われる形となり、試合後に打線に感謝した。

 3点リードとなった6回表、先発の中田賢一に代えて石川柊太をマウンドに送った工藤監督。「中田くんに何とか勝ちをつけてあげたいという気持ち」の継投策が裏目に出た。指揮官が「あまり良くない部分が出てしまったね」という石川は、3連続四球から走者一掃の二塁打を浴びて、一気に同点に追いつかれた。

「(中田の投球を)伸ばすよりは、という判断でボクが(石川に)代えた」という工藤監督は、自らのミスだときっぱりと言い切った。

 しかし、打線がそれを帳消しにしてくれた。追いつかれた直後、高田知季のヒットを足がかりに2死満塁として、デスパイネの2点勝ち越し打が飛び出した。工藤監督は「満塁の場面でしっかりとヒット狙いでいってくれた。私のミスを…すみませんでした」と話した。

「高谷くんもスクイズのサイン出して失敗した後にセンターに打ってくれたり、昨日負けたことでみんなが緊張感をもっていいゲームをしてくれた。負けたら悔しいという気持ちを持って戦ってくれたと思う」と、前日の負けを糧とした野手陣を称えた。

 これで2年ぶりのリーグ優勝に王手をかけた。工藤監督は「はい、(マジックが)1つになったし、対象チームも変わった。明後日の試合を全力で勝ちにいくことに集中したい」と、力強く語った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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