緊急降板のソフトBモイネロ、 工藤監督が説明「肘、前腕に張りが出たみたい」

ソフトバンクのリバン・モイネロ【写真提供:福岡ソフトバンク・ホークス】
ソフトバンクのリバン・モイネロ【写真提供:福岡ソフトバンク・ホークス】

延長10回に登板も途中で降板「今日はしゃべりたくない」

 ソフトバンクのキューバ人セットアッパー、リバン・モイネロ投手にアクシデントが襲った。18日の西武戦(メットライフD)。延長10回にマウンドに上がった左腕は、左前腕部と左肘の張りを訴えて、緊急降板した。

 2年ぶりのリーグ優勝を決めたソフトバンクが緊急事態に陥るかもしれない。勝利の方程式を担っていたモイネロが、まさかの負傷降板となった。1点リードで迎えた延長10回。先頭の源田に左翼線への二塁打を浴びると、1死二塁から代打・坂田に四球。森への初球に、源田に三盗を決められ、森に右前適時打を浴びて同点とされた。

 続く金子侑への3球目を投じたところで、異変を訴えた。捕手の高谷がベンチへと声をかけると、佐藤義則投手コーチとトレーナー、通訳がマウンドへ。言葉を交わした後、左腕はそのままベンチへと下がり、工藤公康監督が寺原への交代を告げた。その寺原が金子侑にサヨナラ打を浴びて、まさかの逆転サヨナラ負けとなった。

 試合後、工藤公康監督は「肘、前腕に張りが出たみたい。このところ結構投げてきているので張りが出た」と説明。「今日はしゃべりたくない」と帰りのバスに乗り込んだ左腕。20日からの日本ハム戦に向けて札幌へと移動するチームには帯同し、19日に札幌市内の病院で検査を受ける予定だ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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