プロ志望表明の清宮、決断理由は「野球に集中」「成長できる球団に行きたい」

プロ志望を表明した早実・清宮幸太郎【写真:篠崎有理枝】
プロ志望を表明した早実・清宮幸太郎【写真:篠崎有理枝】

当初は進学希望も高校途中でプロ志望に「野球に集中できる環境でやりたい」

 22日の会見でプロ志望を表明した早実の清宮幸太郎内野手が決断の理由について「野球に集中できる」ことを挙げた。また、来月のドラフトで競合が予想される中、「厳しく指導した上で成長できる球団に行きたい」と希望を語った。

 早実の和泉実監督らが同席する中、清宮はプロ志望を表明。「一つずつステージ上がることを実感している。早実3年間で次の大きな夢へ挑戦するべきという確信に至った。プロの世界の厳しさは十分理解している。より高いレベルに身を置き、鍛錬、努力し、目の前の目標を一つ一つクリアしていきたい」と語った。

 プロ入りを目指す決断を下した理由については「野球に集中できる」ことを挙げ、「夢はプロ野球選手。野球に集中できる環境でやりたい」と語り、「厳しく指導した上で成長できる球団に行きたい」と自身の希望を口にした。

 また、初等部から入学した早実では「ラグビーがしたかった」とも話し、当初は進学を描いていたが「高校野球をやっていつごろからか、途中から選択肢がプロになった」と話した。

 早実から直接プロ入りとなれば、1983年の板倉賢司(大洋)、上福元勤(巨人)以来、34年ぶり。来月のドラフトでどの球団が清宮を指名し、交渉権を得るのか。その動向が注目される。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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