マーリンズに早くも“ジーター革命” 功労者4人に続き、強化部の4人も解任

マーリンズの新オーナーとなるデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
マーリンズの新オーナーとなるデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

イチローの去就はいかに? 「またしても現球団社長に職員をクビにするように頼んだ」

 マーリンズの新オーナーとなる元ヤンキース内野手のデレク・ジーター氏。すでに、同球団の功労者4人の解雇を要求していたとして米国で大きな話題となったが、米メディアによると、新たに強化部の4人を解任したという。2003年以来、プレーオフ進出から遠のいているチームには早くも“ジーター革命”の嵐が吹き荒れているようだ。地元紙「マイアミ・ヘラルド」が報じている。

 27日(日本時間28日)にMLBオーナー会議が開催され、ブルース・シャーマン氏とデレク・ジーター氏が率いる投資家グループにマーリンズ球団を売却することが、満場一致で可決された。ただ、オーナー会議での承認前からジーター氏はマーリンズの人事にメスを入れていた。

 すでに、デビッド・サムソン球団社長の退任が決定。さらに、ジーター氏が同社長に対して、功労者のジャック・マッキーオン、ジェフ・コーナイン、アンドレ・ドウソン、トニー・ペレスという4人の特別アシスタントへの解任通告を命じていたことが、地元紙などで報じられていた。

 そして、従来の強化部にも“粛清”の嵐が巻き起こった。選手育成部のマーク・デルピアノ部長、 マイク・バーガーGM補佐、ジェフ・マカヴォイ選手人事部長、投手育成部長のジム・ベネディクト氏の4人が解任されることが決まったという。「マイアミ・ヘラルド」は「関係者によると、そして、またしても、ジーターはマーリンズの現球団社長デビッド・サムソンに職員をクビにするように頼んだ」とレポートしている。

 CEOとなるジーター氏は選手強化部門のトップを務める予定。強化責任者を務めるマイケル・ヒル氏は残留が濃厚と見られているが、役割が変わるかもしれないと同紙は指摘。フロントには、古巣ヤンキースから選手育成部門のゲイリー・デンボ副社長か、元カブスのジム・ヘンドリーGMを招聘する可能性が高まっているという。

 2日に予定されている就任会見前から吹き荒れる“ジーター革命”。今季限りで契約満了となるイチローについては、マーリンズが延長オプションを保有しているが、元チームメートのジーターはどのように考えているのだろうか。

(Full-Count編集部)

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