DeNA、乱打戦に競り負け ラミレス監督は粘りを評価「最後まで諦めない姿勢を見せられた」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

9回に登板した山崎康が3者凡退の好投「あれだけいい投球は久しぶり」

■阪神 7-6 DeNA(12日・横浜)

 DeNAは12日、本拠地横浜スタジアムで阪神と対戦し、6-7で競り負けた。両チーム合わせて24安打が飛び交う乱打戦は、あと一歩及ばず。最終回に阪神を追い詰めたが、あと一本が出ずに3カード勝ち越しを逃した。試合後のラミレス監督は「結果的に1点足りなかったが、本当に最後まで諦めない姿勢を見せる事ができた」と野手陣の粘りを評価した。

 2回までに3点を奪って先行したが、先発の浜口が4回6失点とリードを守れなかった。指揮官は「3回まではいいピッチングだった。普段とそんなに変わらない状態だったが、4回に高目にいってああいう形になってしまった」と、中谷に打たれた逆転の一発を悔やんだ。

 中盤以降も点の取り合いとなり、2点ビハインドで9回裏の攻撃を迎えた。阪神5番手の守護神スアレスから3本の長短打で1点差とし、なおも2死2、3塁と一打サヨナラの場面を作った。だが、最後は倉本が三振に倒れてあと一歩及ばず。ラミレス監督は「ヤス(山崎康)があれだけいいピッチングを見せてくれたのは久しぶり。あれが9回の反撃につながったと思う」と、9回を3者凡退に抑えた元守護神の快投を反撃の要因に挙げた。

 昨季まで苦手としていた阪神に地元で連敗し、負け越しなしは6カードで止まった。それでも4日からの9連戦を6勝3敗で終え「長い連戦で貯金を作る事ができたし、ポジティブにとらえている」とラミレス監督に落ち込んだ様子はなかった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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