広島の松山がMVP級の貢献度…データで見るペナントレース終盤戦【セ編】
松山は8月以降の首位打者と打点王の2冠
セ・リーグのペナントレースは、10日に阪神VS中日の1試合を残すのみ。8月以降はどのチーム、どの選手が活躍したのか。8月以降に限った成績を、セ・リーグでも見ていきたい。
○セ・リーグ 8月以降の各チームの勝敗
広島(48試28勝18敗2分、勝率.609)
阪神(51試28勝19敗4分、勝率.596)
巨人(50試28勝20敗2分、勝率.583)
DeNA(50試26勝22敗2分、勝率.542)
中日(46試19勝25敗2分、勝率.432)
ヤクルト(49試12勝37敗0分、勝率.245)
パ・リーグのソフトバンクと同様、広島は前半から引き続き好調を維持。これを急追したのが阪神だった。
巨人は8月以降に限ればDeNAより勝率が高かったが、それまでの貯金の差で4位に終わった。結果的に、6月の球団ワースト13連敗が響いたと言えよう。
ヤクルトは、3割にも遠く届かない勝率。球団最多96敗も記録したのも、やむを得ない。
○8月以降の打率10傑
松山竜平(広)143打数50安打 8本38点0盗 率.350
糸井嘉男(神)152打数51安打 9本20点11盗 率.336
マギー(巨)196打数64安打 7本31点0盗 率.327
宮崎敏郎(De)188打数57安打 7本22点0盗 率.303
鳥谷敬(神)182打数55安打 2本13点1盗 率.302
坂口智隆(ヤ)189打数56安打 1本9点0盗 率.296
山田哲人(ヤ)176打数52安打 8本27点2盗 率.2955
上本博紀(神)129打数38安打 4本13点5盗 率.2946
丸佳浩(広)184打数53安打 6本24点3盗 率.288
阿部慎之助(巨)178打数51安打 4本30点0盗 率.287
広島は足を負傷した鈴木誠也に代わり、4番に座った松山竜平が8月以降は首位打者の活躍を見せた。松山は阪神の福留とともに38打点で打点王にもなり、期待を上回る働きを見せたと言えそうだ。
最多安打は巨人マギーの64安打、最多本塁打はDeNA筒香と中日福田永将の13本、最多盗塁は15盗塁で広島の田中広輔だった。
中日の福田は以前から好素材として期待が高かったが、その真価を8月以降になってようやく発揮した形だ。