前田健太また完璧救援、わずか5球で3人退治、1回無失点快投で勝ち越し呼ぶ

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

同点6回に4球で2死を奪い、勝ち越し弾につなげる

 ドジャース前田健太投手が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に3番手で登板。回またぎの1イニングを、わずか5球で無失点に抑える完璧救援を披露した。

 2-2の同点に追いついた直後の6回、2番手シングラーニがカブス主砲リゾを一塁ゴロに仕留めて1死を奪うと、ここでロバーツ監督は前田を投入した。対するは、右の強打者コントレラス。好打の捕手を1球目スライダーで遊撃ゴロに仕留めると、この日先制2ランを放ったアルモラJr.をカウント1-1から3球目95マイル(約153キロ)速球で三塁ゴロ。わずか4球で2アウトを奪った。

 シングラーニと前田が流れをつなぐと、6回裏に先頭テイラーが続く。カブス2番手ロンドンの2球目を強振すると打球は右中間席最前列に飛び込むソロ弾となり、ドジャースは勝ち越しに成功した。

 7回のマウンドに戻った前田は、先頭ラッセルを初球でレフトフライに打ち取ったところで降板。わずか5球で3アウトを奪う完璧救援を披露した。

 ポストシーズンでは本来の先発から中継ぎに配置転換されている前田だが、この日を含め3戦に登板し、いまだ無失点。ストライクゾーンを積極的に攻める強気の投球で打者を圧倒し、対右打者のスペシャリストとして存在感を発揮している。守護神ジャンセンにつなぐセットアッパーの役割も期待される右腕が、またまた最高の働きを見せつけた。

(Full-Count編集部)

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