苦しむヤンキースにNYメディア辛辣 再建中オリオールズに3連敗し「どん底」

オリオールズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:AP】
オリオールズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:AP】

田中が先発した7日の試合も打線が奮わずに1-5で敗戦

 田中将大投手が在籍する名門ヤンキースが苦しんでいる。田中が先発した6日(日本時間7日)の敵地オリオールズ戦に1-5で敗れて3連敗。右腕は6回途中6安打4失点とまずまずの投球だったが、打線がオリオールズ投手陣の前にわずか1得点に終わって援護できなかった。

 ヤンキースはこれで同じア・リーグ東地区のオリオールズに3連敗を喫した。ここ18試合で5勝13敗と大きく負け越しており、この日でブルージェイズに抜かれて地区3位に転落。同4位のオリオールズが2ゲーム差にまで迫ってきている。

 各地区2位以上の6チームと、3位以下で各リーグ勝率の高い2チームがプレーオフ進出の権利を得る今季のMLB。4年ぶりにプレーオフ進出を逃しかねない事態になりつつあるヤンキースに、辛口で知られるニューヨークメディアの「ニューヨーク・ポスト」はこの日の敗戦を「ヤンキースはオリオールズにまた敗戦し、どん底を打った」と厳しくレポートした。

 ヤンキースは現在、ジャッジやスタントン、ウルシェラ、パクストンらの主力を故障で欠いている。とはいえ、メジャーでの屈指の戦力を誇るピンストライプの名門。オリオールズは現在チーム再建の最中にあり、記事では「完全に再建中で一番下のレベルにあるチームに対して4戦3敗を喫することを推測することは難しかった」と3連敗は予想外だったと指摘した。

 試合後、アーロン・ブーン監督が「私たちは失望しており、選手たちはいらいらしている。わかりきったことだが、今シーズンはどんどん短くなってきている。私たちはすぐに方策を見つけなければならない。そしてそれは難しい」とするコメントを紹介した。残り20試合で首位レイズとは6.5ゲーム差。地区優勝はおろか、プレーオフ進出すら危ぶまれる状態にヤンキースはある。

(Full-Count編集部)

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