田中将大に「球団の顔」の声 「ヤ軍は彼の靱帯に将来を託している」
「ヤンキースの顔はマサヒロ・タナカだ」
ヤンキースの田中将大投手が昨季限りで現役を退いたデレク・ジーター氏に代わる名門の“顔”に指名されている。ESPNが「ヤンキースの顔はマサヒロ・タナカだ」との見出しで特集している。
ピンストライプの名門一筋でワールドシリーズ優勝5回、メジャー3000本安打達成し「キャプテン」の愛称で知られたジーターは昨季限りで20年間のメジャー生活に幕を下ろした。長らくヤンキースの象徴としてフィールドに君臨してきた英雄はもういない。
「良きにせよ、悪しきにせよ、靭帯が切れてしまうまでは、ヤンキースの顔はマサヒロ・タナカだ。これは素晴らしいことなのか、それとも、球団の衰退の兆候なのか」
記事ではこう言及している。
昨年7月に右肘靭帯部分断裂で離脱するまで、メジャー1年目にしてサイ・ヤング賞候補にも挙がるほど圧巻のピッチングを続けた右腕。故障後2カ月半リハビリで離脱した田中は今年のオープン戦で順調な仕上がりを見せている。
特集では「デレク・ジーターの引退で過渡期にあるヤンキースは田中の内側側副靭帯がどこまで持つかに将来を託しているのかもしれない。ヤンキースの財産の筆頭に挙げられる所以でもある」と分析している。