去就注目の59発男スタントン、新オーナーとWS終了後に直接会談へ

マーリンズのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】
マーリンズのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】

米人気トークショーに出演、今季60本塁打を狙うも「失敗」

 マーリンズの主砲ジャンカルロ・スタントン外野手が24日(日本時間25日)、米人気トークショー「レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・キンメル」に出演し、「ワールドシリーズが終わった後に会う予定だ。それまでは何もないよ」と話し、ワールドシリーズ終了後にマーリンズ新オーナーと会談を持つことを明らかにした。

 今季レギュラーシーズンが終了した直後の10月2日(同3日)に球団新オーナーとなった元ヤンキースのデレク・ジーター氏とブルース・シャーマン氏が会見を行い、チーム再建計画を明らかにした。地元報道などによると、球団買収計画の一環として、来季の年俸総額を1億4000万ドルから9000万ドルに縮小することが盛り込まれており、チームで最も年俸の高いスタントンが他球団にトレードされる可能性が噂されている。

 スタントンは2014年オフに、米スポーツ史上最大の13年3億2500万ドルという契約を結んだ。この契約にはトレード拒否権も含まれているため、スタントンの承認がなければ球団はトレードすることはできない。新オーナーとの会談では、トレードの可能性も含め今後のチームの方針が説明されると思われる。

 司会のキンメル氏がトレード先として「ドジャースはどうか?」と尋ねると、南カリフォルニア出身の大砲は「ドジャース・ファンとして育ったからね」とニヤリと笑い、否定も肯定もしなかった。ア・リーグ球団への移籍については「DHをしてもいい」と言い、デーゲームではDH、ナイターでは外野手出場するパターンがいいとした。

 また今季記録した59本のホームランに話が及び、史上6人目となる60本塁打に達したかったか問われると、「あぁもう、達成したかったのに…結局のところ、失敗しちゃった」と苦笑いしながら悔しがった。だが、来季以降に59本以上のホームランを打てるか聞かれると「そう思うよ」と自信に満ちた笑顔を浮かべた。

 1か月で18本塁打をマークした8月には「同じ下着、同じ靴下をずっとはいていた」と、意外にも迷信深いスタントン。ワールドシリーズ後の会談では、どんな方向性を伝えられるのか。その去就に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY