ダルビッシュ、単独トップ8勝目消滅も9戦連続QS 指揮官評価「キレがあった。見事だ」

先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

79奪三振はリーグ2位タイ、防御率2.00はリーグ5位となった

■カブス 6-5 インディアンス(日本時間16日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は15日(日本時間16日)、本拠地のインディアンス戦で先発した。7回で今季最多9安打を許したものの、3失点と粘りの投球。勝利投手の権利を手にしたが、救援投手が打たれてメジャートップの8勝目はならなかった。メジャー6位(リーグ5位)の防御率2.00。シーズン79奪三振はメジャー4位タイ(リーグ2位タイ)となった。チームは6-5でサヨナラ勝ちした。

 ダルビッシュは粘りの投球となった。1点を先取した直後の3回、無死二塁からデシールズのセーフティバントを三塁・ブライアントが一塁悪送球。同点に追いつかれた。続くリンドーアには逆転の左翼線適時二塁打を許し、リンドーアには5回にも中前適時打を献上した。

 同点に追いついた6回は2死二塁でペレスを空振り三振に。7回は1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を打ち取った。7回100球(ストライク77球)を投げ、7奪三振1四球、9安打3失点。最速は96.9マイル(約155.9キロ)。2点リードの9回にジェフレスが同点2ランを被弾して勝ち星は消滅したものの、9試合連続のクオリティスタート(6回以上、自責点3以下)を達成した。

 チームは9回にメイビンの押し出し死球でサヨナラ勝ちして3連勝。デビッド・ロス監督は「ダルビッシュは本当に良かった。キレがあった。良い打撃があり、アウトを取るのに苦戦したところもあったが、見事だった。本当に良い投球をした。ダメージを抑え、球種を上手く織り交ぜていた。今夜、いつも通りのユウだった」と評価した。シーズンも終盤戦。ダルビッシュの次回投球に注目したい。

(Full-Count編集部)

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