第2戦先発濃厚の鷹・東浜、CSの悔しさ晴らせるか 「やってきたことを信じて」

ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】

CSと同じ1勝0敗で「集大成」のマウンドへ

 29日の日本シリーズ第2戦、ソフトバンクは東浜巨が先発することが濃厚だ。クライマックスシリーズ・ファイナルステージの初戦から中10日。3発に沈んだCSの悔しさを、自身初となる大舞台での先発で晴らせるのか。

 予告先発が行われない今シリーズ。28日、練習を終えた東浜は「(先発するかどうか)わからないですよ」と一旦はロッカーに戻りかけたが、報道陣に気を遣って足を止めた。初日の球場内の雰囲気には「すごいと思います。どこが? 人が多いです」とひと言。

 CS初戦を託されながら、楽天打線に3発のソロ弾を浴びて黒星を喫した。その悔しさを晴らす舞台は日本シリーズのマウンドとなる。27日の練習後には「今年の集大成になる」と熱い気持ちを口にしていた東浜は、この日も「次の登板が(今年の)最後になるかもしれないので、やってきたことを信じてやるだけです」と改めて気持ちを引き締めた。

 初戦は投打でDeNAを圧倒したソフトバンクだが、アドバンテージを含めた1勝0敗で迎えたCSと同じ状況でマウンドに上がることになる。3被弾で1勝1敗のタイに持ち込まれたあの日と同じ轍を踏むつもりはない。30日に気持ちよく敵地に移動するためにも、東浜は「今年の集大成」のマウンドでパ・リーグ最多勝利投手の実力を見せつけるつもりだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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