ツインズ監督、前田健太のPO初戦先発抜擢に自信　「我々のスタープレーヤー」

ワイルドカード第1戦先発に任命、バルデリ監督「非常にプロフェッショナルな姿勢」

　ツインズのロッコ・バルデリ監督は28日（日本時間29日）、翌日に控えたアストロズとのワイルドカード第1戦に向けて記者会見を行った。重要な第1戦の先発マウンドに上がるのは前田健太投手。バルデリ監督は前田の起用について「私は自信を持って彼に初戦を任せている」と胸を張った。

　全3戦のうち2戦先勝で勝ち抜けが決まるワイルドカード。短期決戦の行方を大きく左右しかねない重要な初戦の先発に、バルデリ監督は「シーズン通して我々のスタープレーヤーだった」と迷わず前田を起用する。指揮官は前田について「開幕から一生懸命投げ続け、その結果はご覧の通りだ。登板間もやるべきことにしっかり取り組む姿は、彼に対する大きな自信を与えてくれる」と、文句なしの高評価。「彼は非常にプロフェッショナルな姿勢で仕事に取り組み、その結果は先発するたびに表れている」と称えた。

　今年2月にドジャースから電撃トレードでツインズ入りした32歳右腕は、先発ローテの柱として11試合に投げ、6勝1敗、防御率2.70という好成績でチームを地区優勝へと牽引した。この働きは指揮官も認めるところ。「対戦相手が誰であれ、どんな試合であれ、素晴らしいピッチングを披露し、ミネソタにやってきて以来、彼こそ先発の屋台骨を支えた男だった」と賛辞の言葉を並べた。

　29日（同30日）に本拠地にアストロズを迎えて戦う第1戦では、2009年にサイ・ヤング賞に輝いたベテラン右腕、ザック・グリンキーと投げ合う。チームを1991年以来29年ぶりのワールドシリーズ優勝へ導くべく、マウンド上で懸命に腕を振る。

（Full-Count編集部）