イチローが来季は同地区ライバル移籍の可能性も!? 地元紙が獲得を進言

マーリンズからFAとなったイチロー【写真:Getty Images】
マーリンズからFAとなったイチロー【写真:Getty Images】

出費を抑えた補強を目指すナショナルズ、ベテラン控え選手がポイント

 メジャーのストーブリーグが本格化する中、フリーエージェント(FA)となった日本人選手の去就に大きな注目が集まる。中でも「最低でも50歳」まで現役続行宣言をしているイチロー外野手の所属先は誰もが気になるところ。3年を過ごしたマーリンズは、44歳外野手と来季の契約延長を行わなかったが、同地区ライバルのナショナルズに対し、地元紙「ワシントン・ポスト」電子版が獲得を進言している。

 最近5年で3度の地区優勝を果たすなど、近年は屈指の強豪チームに変貌を遂げたナショナルズは、今季球団史上初めて年俸総額がかさみ、“ぜいたく税”の対象となった。来季も年俸総額がかさむことが予想され、かつ来季オフには看板選手ブライス・ハーパー外野手がフリーエージェントとなるため、引き止め工作に出なければならない。そのため、今オフはできるだけ出費を抑えた補強策を取りたいというのが実情だという。

 そこで記事では、今オフの補強ポイントと獲得すべき選手のリストを列挙。「ベンチ、控え要員」として挙げられた24選手の中に、イチローの名前もあった。ナショナルズでは、今季はケンドリック、ドルー、リンド、ロバトンといった控え選手がFAとなる。就任したばかりのデーブ・マルティネス監督の方針はまだ分からないが「ベテランの控え選手が必要」と指摘。外野手はハーパー、イートン、テイラー、ロブレスとほぼメンバーが決まっているが、若手選手の中にイチローのようなベテランの声が加われば、手本的存在としてチーム力アップにつながるだろう。

 マーリンズではチームに対する愛情について度々触れてきたイチローだが、もしかしたら来季は同地区ライバル球団のユニフォームを着て、元チームメイトたちと戦うことになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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