日ハム大野、FA権行使を決断した理由 一問一答「本当に悩んでいます」
宣言残留にも含み「野球選手である以上、挑戦したい」
日本ハムの大野奨太捕手が9日、海外フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。この日、札幌市内の球団事務所で手続きを取った後、記者会見に臨み、決断にいたった経緯を語った。宣言残留の可能性にも含みを残し、希望するすべての球団の話を聞いた上で最終決断する。主な一問一答は以下の通り。
――決断をして今の率直な気持ちは。
「ほかの球団の話を聞きたいというのが率直な気持ちです。聞いてみないとわからない、決断できないので、まずはしっかりと聞ける部分でしっかり聞いた上で判断したという気持ちです」
――最終的に決断したのはいつか。
「ここ最近ですね。ずっと悩んできましたけど、いつまでも待っていだけるという球団の一言があったので、それだったらここでしっかりと手を挙げた上で、話を聞いて、最後まで悩み抜いて決断した方が、後悔がないのかなと思ったので、こういう決断にいたりました」
――実際に行使を考え始めたタイミングは。
「野球選手である以上、挑戦したい、常にいいものを見つけていきたい、そういう気持ちでずっと臨んでいます。FAを取ったというよりも、本当に球団に取らせていただいたという方が強いと思うので、その権利を有意義に使うためにも、取った時からいろんなことは考えてやってきました」
――その中で誰かに相談したか。
「恩師ですね。高校、大学と自分のことをずっと近くで応援、支えてくれていた恩師にはしっかりと相談させていただきました」
――その恩師からどんな言葉をかけられたか。
「自分の意志もしっかりと伝えた上で『自分が決めた道は間違いではないから、その自分の決めた道に対して真っすぐに進んでいけばいいと思うから、自分でしっかり決めなさい』という言葉をもらいました」