フィリーズ地元メディアが大谷獲得へ早くも“白旗”「入団するとは思えない」

日本ハム・大谷翔平【写真:石川加奈子】
日本ハム・大谷翔平【写真:石川加奈子】

「求める才能」としながら再建途中のチームに期待しない姿勢

 13日(日本時間14日)からフロリダ州オーランドで始まるGMミーティングを前に、数多くの米メディアが30球団の戦力と補強ポイント分析を行っている。元巨人のゲイブ・キャプラー新監督を迎えたフィリーズも、地元テレビ局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」が公式サイトで特集を展開。今オフのメジャー移籍を希望している日本ハムの大谷翔平投手について「フィリーズが求める才能」としながらも「獲得は困難だろう」と結論づけている。

 記事では「日本のベーブ・ルースとして名高い大谷は、フィリーズがチーム作りの核として求める才能」と評価。正式にポスティングされた際には、フィリーズは最高2000万ドル(約22億7300万円)の譲渡金を支払う意思表示をし、交渉に乗り出すだろうと予測している。23歳の大谷の場合、MLB労使協定により契約金に上限があり、当初はマイナー契約しか結べない。そのため全30球団に獲得のチャンスがあると見られているが、記事では「日本人選手が所属した歴史があり、すぐに優勝を狙えるチームを選ぶだろう」と推測。早くも「フィリーズに入団するとは思えない」と敗北宣言をしてしまった。

 フィリーズには、かつて井口資仁・現ロッテ監督や田口壮・現オリックス2軍監督が在籍したが、日本人投手が所属したことはない。ここ数年は低迷し、チーム再建途中ということもあり、大谷にとって魅力あるチームに見えないだろうと、地元メディアは大きく期待しない姿勢にあるようだ。

(Full-Count編集部)

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