イチロー復帰は? 古巣マリナーズのGMが言及「功績は考慮すべき」も…

去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】
去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】

GMミーティングで言及、「確かに可能性が残っている」も…

 マーリンズからフリーエージェント(FA)となったイチロー外野手について、古巣マリナーズが獲得に動く可能性があるのか、注目が集まっている。ただ、13日(日本時間14日)にフロリダ州オーランドで始まったGMミーティングで取材に応じたジェリー・ディポトGMは慎重な姿勢を見せている。MLB公式サイトが報じている。

 マーリンズでは今季、代打の切り札として上々の結果を残したイチロー。しかし、元ヤンキースのデレク・ジーター氏らが共同オーナーに就任すると、チームは若返りへとかじを切り、イチローの2018年の契約延長オプションも行使しないことを発表。球団公式ツイッターでは、背番号51への別れと感謝のメッセージも発表された。

 FAとなり、新天地を探すことになった44歳について、マリナーズ復帰の可能性も残されている。ルーキーイヤーの2001年から2012年途中までマリナーズに在籍したイチローは、数々の偉業を達成。シアトルの地元メディアは、イチローがFAになると、呼び戻すべきかすぐにアンケートを実施。結果はほぼ半分に割れていた。

 MLB公式サイト記事によると、GMミーティングでイチローについて聞かれたディポトGMは「彼のシアトルでの歴史と財産は、フランチャイズと彼の双方にとって重要な意味を持つ。だから、彼が今FAとなって、確かに可能性が残っているというわけだ」と言及。ただ、その後には「そうはいっても、我々は、必要としていることを(優先順位の)順番通りに解決していく必要がある」とも話したという。

 否定こそしなかったものの、まずは来季へ向けてチームを強化するために課題を解決していくことが最優先で、チームのバランスを見ながらイチローを獲得するべきか検討することになりそうだ。

「確かにファーストとセンターに空きはある。それが我々にとって優先することかどうかははっきりとはわからない。イチローの功績を考慮するのは優先するべきことではあるが、我々は、それはそれとして考えなければならないのかもしれない。彼がFAだということは理解しているよ」

 記事の中で、ディポトGMはこのようにも言及。いずれにしても、イチローの去就が決まるのはかなり先の話となりそうだ。マリナーズに復帰する可能性はあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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