京大卒ロッテ田中英祐が現役引退→一般企業に就職「悔いのない日々を送った」

現役を引退する田中英祐【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
現役を引退する田中英祐【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

2014年ドラフト2位で入団、プロ3年で2試合0勝1敗の成績

 ロッテは21日、田中英祐投手が現役を引退すると発表した。田中は今後一般企業に就職する予定だという。

 2014年ドラフト2位で入団した田中は、京都大学工学部卒という異例の経歴の持ち主。3年間のプロ生活で1軍定着を目指したが、1軍での登板は2015年の2試合にとどまった。通算成績は0勝1敗、防御率13.50。

 田中は球団を通じて「3年間のプロ野球生活は辛いことの方が多かったですが、自分の中では悔いのない日々を送ったという想いがあります。一番印象に残っているのは1軍で最初に登板をさせていただいた試合です。苦い結果となりましたが、超満員の観衆の中であれだけの応援を背に受けながらマウンドに上がれたのは野球をやっていて一番、嬉しかったです。その後はなかなかゲームで投げられない日々を過ごしましたが、それでも2軍の本拠地である浦和までわざわざ応援に来てくださった方々がたくさんいました。本当にありがたかったです。監督、コーチ、スタッフの皆様には親身になって指導をしていただき、自分にとってやりやすい環境を作っていただきました。感謝の気持ちしかありません。これからは誰かのために頑張れる人間として、世界中の挑戦し続ける人たちのためになるような仕事が出来ればと考えています。短い間でしたが応援ありがとうございました。マリンでの大声援の中で投げられたことを忘れずに次のステージでも頑張っていきます」と感謝と決意のコメントを寄せた。

(Full-Count編集部)

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