今オフ最大契約を勝ち取るのは誰? 米メディアが投票開催、ダルも候補に

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュは約178億円予想、マルティネスは約234億円目指す!?

 メジャーでは毎年ド肝を抜くような大型契約が結ばれるが、今年も例外ではないだろう。そこで米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では「どのFA選手が最も大きな契約を結ぶか?」と題した特集記事を掲載し、読者に投票を呼び掛けている。投票の対象となっているのが、ダルビッシュ有投手(ドジャースFA)、J.D.マルティネス外野手(ダイヤモンドバックスFA)、エリック・ホスマー内野手(ロイヤルズFA)の3選手だ。

 記事では、改めて3選手について分析。同サイトが独自に発表した今オフの「FAトップ50予想」で1位にだったダルビッシュについて、総額1億6000万ドル(約178億3800万円)の契約は保証されるだろうと予想していた。寸評では「今季はキャリアで最も低い奪三振率だったが、メジャー5シーズンで平均WAR3.80の安定感で“エリート”投手のままだ」と指摘。「もちろん、ご存じの通り散々だったワールドシリーズでのパフォーマンスは汚点となった」としながらも、今季は186回2/3を投げるなど、トミー・ジョン手術後に持久力が回復してきたと高評価している。

 アストロズからタイガースにトレード移籍した2014年から4シーズンで通算128本塁打を放った強打のマルティネスは、同期間の長打率が.690で300打席以上立った打者ではメジャートップだという。それに続くのが、今季59本塁打を放ったスタントンだが、その差は.059もあるという。マルティネスの代理人を務めるスコット・ボラス氏は総額2億1000万ドル(約234億1200円)の大型契約を目指しているとも言われる。

 同じくボラス氏が代理人を務めるホスマーは、28歳になったばかり。寸評では「若さと体力を考えると、ほぼ間違いなく一番長い契約を結ぶだろう」としながらも「それが最高額になるとは限らない」と見ている。今季は昨季と同じ25本塁打を放ち、自身最高のWAR4.1を記録するなど飛躍の年となった。その一方で、今オフはFAの一塁手が多いため、そこまで大型の契約を勝ち取れない可能性もあるという。

 これらを踏まえた上で読者が行った投票結果を見てみると、日本時間25日午後10時20分現在、1位になったのはマルティネスで54.22パーセント(3643票)、2位がダルビッシュで24.07パーセント(1617票)、3位がホスマーで11.18パーセント(751票)、4位がそれ以外で10.53パーセント(708票)だった。果たしてファン投票の結果通りになるのか。はたまたダークホースが出現するのか。ストーブリーグの行方から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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